ポスター作成の流れ
ポスター作成のための大まかな流れは,
- 使用するWebサーバの決定
- 演題申し込み.
- ポスターをWebオーサリングソフト等を用いて作成する.
- Webサーバに必要な全ファイルを転送する.
となります(図1参照).以下に順を追って説明します.
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使用するWebサーバの決定
作成したポスターをインターネット経由で公開するためには,今回のインターネット会議ではWebサーバと呼ばれるソフトウェアを用います.これには次の2通りが考えられます.
- 学術情報センターのWebサーバを利用する場合.
- 発表者が用意したWebサーバを利用する場合.
学術情報センターのWebサーバとは,日本磁気歯科学会のホームページを置いているサーバのことです.この場合,事務局に送って頂いたポスターを構成する全ファイルを,実行委員会が学術情報センターのWebサーバに転送します.一方,Web サーバを発表者自身が手近に用意できる場合は,ポスターを構成するファイルを事務局に送る必要はなく,ポスターの場所を示す URL を知らせて頂くだけで結構です.利用するWebサーバにより,参加手順が一部異なります.また学術情報センターのWebサーバを利用するの場合,事務局側での作業が必要になるため,締切が早くなります.
ここでWebサーバを発表者自身が用意できる場合とは次のような状況のことを言います.
- 所属している大学や企業等で発表者が自由に利用できるWebサーバが運用されている.
- 発表者がインターネットプロバイダ(ISP)と契約しており,Web ページ(いわゆるホームページ)を作成し,インターネットに公開することが可能である.
つまり事務局にポスターを構成するファイルを送付する必要がない場合をいいます.例えば,所属している研究室でWebサーバが運用されていて,発表者自身がそのサーバを利用してページを公開可能である場合がこれに相当します.これら以外の場合は学術情報センターのWebサーバをご利用下さい.また利用可能なWebサーバがあるが,利用方法等に不安がある場合も学術情報センターのWebサーバを利用して頂いて結構です.
学術情報センターのWebサーバを利用する場合
発表者がWebサーバを用意できない場合,学術情報センターのWebサーバを用いてポスターを公開します.この場合,ポスターに用いる全ファイルを事務局に送付する必要があります.これには次の2通りのいずれかの方法をとります.
- フロッピーディスクにファイルを保存し,事務局に郵送する.
- FTP を用いて事務局のサーバにファイルを転送する.
また,質疑応答の内容をWebページにする際は,発表者が原稿をまとめたのち,事務局に連絡し,事務局がWebページの作成,WWWサーバへ転送を行います.
この場合のポスター締切は2001年1月15日(月)となります.
発表者が用意したWebサーバを利用する場合
発表者自身でWebサーバを用意し,Webページの作成,公開を全て発表者側で行うというものです.ポスター作成後,URL を事務局へ連絡して頂くと,ポスターのタイトル一覧のページにリンクを作成します.
この場合のポスター締切は 2001年1月22 日(月)となります.
会期終了後,ポスターを学術情報センターのWebサーバに転送します.事務局から転送作業終了の連絡があるまで,ポスターは公開したままにしておいてください.
演題申し込み
下記の事項を明記し,電子メール,はがきまたは封書で事務局まで御連絡下さい.締切は別記を御覧下さい.
- 演題名(和文、英文)
- 発表者(和文、英文.演者に○)
- 所属(和文、英文.極力E-mailアドレスをお書き添え下さい)
- 概要(400字程度)
- 使用するWWWサーバの別(学術情報センターのサーバ、発表者がサーバを用意する、現時点では不明のいずれか)
[注意]
- E-mail アドレスを記載された場合,以後の大会事務局からの連絡には,電子メールを使用します.郵送による連絡も必要な場合は,その旨を明記して下さい.
ポスターの作成
ポスターは原則として HTML で作成します.書式は特にありませんが,以下の項目を必ず含むようにして下さい.
- タイトル(英文のみ,または和文と英文)
- 著者(英語表記のみ,または日本語表記と英語表記)
- 著者の所属(英語表記のみ,または日本語表記と英語表記)
- 連絡先(郵便番号,住所(英語表記のみ,または日本語表記と英語表記),E-mail アドレス)
- 本文(図表,写真,資料も含む)
- 参考文献
本文に含まれる資料には静止画像の他,動画や音声等,Web ブラウザを用いて取得できるもの全てが含まれます.ただし極力全ての利用者が特殊な操作なしで閲覧できるようなものだけを使用して下さい.
- 静止画像にはGIF,JPEG,PNG を用いて下さい.
- 動画の場合,MPEGやAVI,QuickTime,GIF Animationを用いて下さい.
- 音声の場合,AU,WAV,QuickTimeを用いて下さい.
- 動画,音声などで配布にサーバを必要とするようなもの(RealAudio等)は避けて下さい.
ポスター作成の為の雛型を用意しています.下記のURLからダウンロードしてお使いください.
http://fornax.medsci.tokushima-u.ac.jp/jmd/poster/poster_ver_0.4.html
またポスターの作成例を公開しています.御参考ください.
- 例) ニューラルネットーワークを用いた磁気応用下顎運動計測システムに関する研究 芥川 正武(徳島大学 医療技術短期大学部)
- http://fornax.medsci.tokushima-u.ac.jp/jmd/sample/poster.html
[注意]
- 全データサイズはなるべく 500kBytes 以下になるようにして下さい.
- ポスター内のリンクは相対パスで指定して下さい.学術情報センターのWeb サーバに転送した時,正常にリンクされない場合があります.
- 処理系に依存する文字は使用しないで下さい.例えば丸囲みの数字や,半角かな,外字はポスターを閲覧するコンピュータの環境によっては表示されません.
- ファイル名はASCII文字の英数字を利用し,空白や特殊文字を含まないようにして下さい.
- 参考資料として他者の作成したWebページ等にリンクを張る場合は,著作権等を十分注意し,場合によってはリンク先の作者の承諾を得て下さい.
- 各ページの下部に作者への連絡先(電子メールアドレス等)を記載して下さい.
- 今回はFAXによる質疑応答は行いません.連絡先にFAX番号を記入する必要はありません.
- ポスター締切後,本文の内容変更はお控え下さい.
ポスターの郵送
学術情報センターの WWW サーバを利用する場合は,必要とするファイル全てを郵便等を用いて事務局へ送付して頂く必要があります.事務局で受け付けるメディアは,MS-DOSフォーマット(MS-Windows で用いられているLFNフォーマットも含む),Macintoshフォーマットの1.4MB3.5インチフロッピーディスクです.
別記郵送先にご送付下さい.
[注意]
- 事務局の作業の簡略化のため,できる限りメディア1枚に収まるようにして下さい.
- 郵送時の衝撃により破損しないように,緩衝材を入れる等十分注意して下さい.
FTP を用いたポスターの転送
ポスターに必要なファイルを郵送するのではなく,FTPを使ってインターネット経由で事務局に送ることができます.演題募集時にFTPの使用を希望することを明記して下さい.後日事務局から下記をお知らせします.
- FTPサーバ名
- ユーザ名
- パスワード
- ディレクトリ
ポスターに用いる全ファイルを指定されたディレクトリ下に,適当なFTPソフトウェアを利用して転送して下さい.事務局で学術情報センターのWebサーバにディレクトリの内容を転送します.
[注意]
- FTPサーバと学術情報センターのWebサーバとは異なります.したがってファイルを転送しただけではWebブラウザを用いて閲覧することはできません.閲覧できるようになるのは,実行委員会が全ファイルを学術情報センターに転送した後になります.
- セキュリティ上,パスワードは第3者の目に触れないよう,大切に保管して下さい.
- FTPサーバにTELNET等でログインすることはできません.
- ユーザ名およびパスワードはポスター原稿の締切と同時に無効になります.
会期終了後のポスターの保存
第3回大会から,発表に使用したポスターは会期終了後も日本磁気歯科学会のホームページ上で引き続き掲載します.
発表者が用意したWebサーバでポスターを公開した場合,会期終了後に学術情報センターのWebサーバへポスターに使用したファイルを転送する作業を行います.事務局の方から作業が完了したことを通知いたしますので,それまではポスターを公開したままにしておいて下さい.
質疑応答
次の2通りの方法により行ないます.
- 大会ホームページに設けられた質疑応答用Web掲示板を用いた方法.
- 電子メールを用いて発表者と直接連絡をとり,議論の結果をWebに掲示する方法.
前者の場合,質疑応答の内容は大会本部のサーバに記録されますので,追加作業は必要ありません.
後者の場合,質問者と発表者の議論の内容は発表者自身が記録し,それをもとに発表者が質疑応答用 Web掲示板に質疑応答内容を掲載するか,ポスターのWebページに質疑応答内容を記したWebページを追加します.学術情報センターのWWWサーバを利用していて,Webページを追加したい場合は,質疑応答の内容を電子メールやFAX等を用いて事務局に連絡して頂きます.発表者自身が用意したWebサーバを利用している場合は,発表者がWebページを作成し,ポスターのページに追加して頂きます.
[注意]
- FAX,電話による質疑応答は原則として行わないものとします.
- 事務局では,質疑応答の内容に関するお問い合わせには応じかねます.また発表者と質問者のやりとりについても関与しません.
大会事務局連絡先
第3回日本磁気歯科学会インターネット会議の大会事務局への
- 演題申し込み
- ポスターを保存したFD等の送付
- 問い合わせ,コメント,苦情等
は,下記までお寄せ下さい.
- 電子メール(E-mail):
- jmd@wwwsoc.nacsis.ac.jp
- 郵送先:
- 〒980-8575
- 仙台市青葉区星陵町 4-1
- 東北大学大学院歯学研究科 歯科生体材料学分野
- 第3回日本磁気歯科学会インターネット会議事務局
- 菊地 聖史
- TEL 022-717-8317, FAX 022-717-8319
- 仙台市青葉区星陵町 4-1
また本会議に関する最新の情報は,日本磁気歯科学会のホームページ
に記載いたします.適宜ご参照下さい.
期日等
2000年12月11日(月) |
演題申し込み〆切 |
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2001年1月15日(月) |
ポスター原稿〆切 |
2001年1月22日(月) |
ポスター原稿〆切 |
2001年1月26日(金) |
会議開催期間 |
インターネット会議の問題点
次のような問題が指摘されております.その他お気付きの点がございましたら,今後の参考にしたいと思いますので,大会事務局までお知らせください.
- 学術講演会に対する位置付け
- 現在のところ,インターネット会議で発表していただいた演題を学会発表として業績とするかどうかについて,一般的な見解はまだありません.このため,仮にインターネット会議で新しいテーマについて発表があった場合,学会誌への論文投稿,特許申請等,オリジナリティーを問われる場面で,問題となる恐れがあります.今回のインターネット会議では,先行する学術講演会の演題を主として募集するとすることにより,この問題を回避しようとしています.
- 今後,本会議のようにインターネット上で学会の全てを行うという形態は増加するものと思われ,それに伴い通常の学会と同等と認知されるようになる可能性もあると期待されます.
- 参加者の認証
- インターネットは本質的に匿名性が非常に高いという特徴があります.ポスター発表や質疑応答のほとんどをインターネット上で行う今回の会議では,発表者,質問者が本人であることの確認が困難です.すなわち比較的容易に他人に成り済まして,会議に参加することができてしまいます.
- これに対し,現在様々な電子証明システムが考案されており,実用に供されつつあります.今後,場合によってはこのようなシステムを導入し,個人の認証を行う必要が出てくる可能性もあります.
- 複製が容易
- 今回の会議では,Webページという形で発表原稿をインターネット上に公開します.一般にこれらのディジタルデータは複製が非常に容易です.したがって資料として公開した画像を無断で利用し,作成者の関知しないところで不正使用される可能性もあります.
- この問題に関しては電子透かしといった技術の開発がすすめられており,今後改善していくものと思われます.
- インターネットを利用できない会員に対する対応
- 近年のインターネットの普及は目覚ましいものがありますが,磁気歯科学会全員がインターネットを利用できる環境にあるとは限りません.インターネット会議が磁気歯科学会の正式なイベントである限り,全ての会員が同等に会に参加できるようにする,または会の内容を知ることができることは重要です.インターネットを利用できない会員に対しては,印刷物を作成し会の内容を通知するといったことが,必要と思われます.
運営
今回のインターネット会議は次の委員により運営されています.(50音順,○は委員長)
学術検討委員会
○奥野 攻 (東北大学 大学院歯学研究科 歯科生体材料学分野)
木内陽介 (徳島大学 工学部 電気電子工学科)
坂東永一 (徳島大学 歯学部 歯科補綴学第2講座)
古田 勲 (富山医科薬科大学 医学部 歯科口腔外科学講座)
インターネット会議実行委員会
○芥川正武 (徳島大学 医療技術短期大学部 診療放射線技術学科)
岩堀正俊 (朝日大学 歯学部 歯科補綴学講座)
菊地聖史 (東北大学 大学院歯学研究科 歯科生体材料学分野)
岸本康男 (愛知学院大学 歯学部 歯科補綴学第1講座)
北川 昇 (昭和大学 歯学部 第二歯科補綴学)
郡 元治 (徳島大学 歯学部 歯科補綴学第2講座)
米山喜一 (鶴見大学歯学部歯科補綴学第1講座)